身近なビジネス

【AKB48から乃木坂46へ】秋元康氏はプロデューサーというよりマーケッター

AKB48の秋元康さんは

プロデューサーというより

マーケッターだと思う。

 

世の中のニーズをよく見ていて

人が欲しいものを常に生み出しているから。

 

例えば・・・

会いにいけるアイドル

握手できるアイドル

アイドルの人気ランキングを作る総選挙

 

AKB48が人気になりすぎて

劇場が常に満席になったために

発足した支店のSKE46、NMB46、HKT46

 

AKBがそのうち飽きられることを

見越した上での乃木坂46の結成。

 

当初から支えてきたコアメンバーが

減ったAKBに対してやる気を復活させるために

結成した欅坂48

 

ネットニュースに載るような

わざと物議を醸し出すような発言や表現。

例えば悪いことや炎上ネタであっても

みんなの注目度が高まれば高まるほど

興味の裾野自体が広がるので

AKBファンはどんどん増えていった。

 

日本は平和だから

みんな同じことの繰り返しの日常に飽きている。

 

だから自分になんの被害もないけれど

なんらかの世間を騒がせる刺激やスパイスを

求めているものだと思う。

 

 

やがてAKB姉妹グループは

上海やタイには進出したけど

 

お隣の韓国にはだけ進出しないのは

韓国では完成されたアイドルしか認めないかららしい・・・。

 

 

確かに少女時代やBIGBANGなど

を見ればわかるように

彼らはデビューまでに相当な練習を積んでいるので

デビュー当時から凄いパフォーマンス

を見せてくれる。

 

 

一方日本ではアイドルなのに口パクとか

ダンスが微妙だとか色々な意見が

出ることはあるけど

 

結局日本のアイドルファンというのは

自分たちで育てたという気分を味わいたいのだ。笑

 

自分が投票してあげたことで上位になれた!

自分はAKBが全然人気ない時から応援してたんやで。

◯◯ちゃんが覚えててくれた

 

という感じで自分がその子の力になれたことに

喜びを感じる人が多い市場だということを

マーケッターである秋元さんは

わかっていたんだろうなって思います。

 

 

国別で見ても日本人は

特にそういう特性があると言われていて、

 

例えば甲子園での高校野球。

 

彼らの活躍はプロ野球ほどすごいわけではないけど

一度負けたら終わり試合に青春を捧げる姿に

なぜか感動させられるし

自分も頑張ろうと思わせてくれる。

 

完璧じゃないからこそ応援したいと思える。

 

高校野球の話は、

ダンスも歌もルックスも完璧なアイドルよりも

成長しつつあるアイドルに惹かれるというのに

どこか通じるものがあるのでしょう。

 

 

だからビジネスにおいても

全く同じことが言えて。

 

こちらが良かれと思って

ひたすらスキルを磨いて出したところで

ニーズがなければ難しいんだなあ

ということをすごく実感します。

 

あくまでもお客さんが欲しいと思う形にして

出さないとなかなか売れない・・・

 

 

そして、一番むずかしいのは

スキルを磨けば磨くほど

 

「知りたい、欲しい、教わりたい」

そういったお客様の悩みを

本当の意味で理解することが

どんどん難しくなっていくということ。

 

自分がわからない、というステージから

どんどん離れていっているから。

 

だからどうすればいいかというと

  • 昔の日記などを振り返る(そのためにも日記や記録をつけておく)
  • お客さんに直接聞く

この2つをやっています。

 

売れる商品をつくるためには、

買う人に聞くしかないですね^^

 

何が欲しいですか?

何を買いたいですか?

って。

 

 

というわけで秋元さんは

あんなにお金持ちで、

日本を代表する脚本家、作曲家でありながら

 

普通のアイドルオタの気持ち、ニーズが

わかるところがすごいなあと

感動させられながら、

私はテレビで踊るアイドルたちを応援しているのです。笑