身近なビジネス

春のスマホ学割3,980円の裏側とは?

お金持ちになる方法っていう本いっぱいありますよね〜。笑

 

わたしもこの手の本はもう大学生からたくさん読んでいたくせに、それなのにビジネスのことを学んでいなかったばかりに普通に就職し、平凡な毎日を過ごし、いつも節約することを考えていたわけなのですが。

「お金持ちになる方法」系の本で間違ってるな〜と思うこと

その辺りのことはこちらの記事にも書いています^^

 

お金持ちは前向きである、与えることを惜しまない、投資する、お札の向きを揃えているなどいろいろなことがありますが、

でもその中でも決定的な1つのこと、お金持ちとそうでない人の思考の違いというものを発見したのです。

 

それは・・・

お金持ちは長期目線であり、

そうでない人は短期目線だということです。

 

本当これに尽きるなと思います。

往々にして長く経営が続いている、信頼されている企業というのは長期目線だからです。

 

例に出すと最近だと春ということでスマホのCMが大量放映されていますが、

大手三社どこも揃って「学割3,980円、50Gまで使い放題」と唄っていますよね。

 

50Gの通信容量といえば、今まで学生じゃなかったらケータイ代10,000円くらいが普通だったものを、思い切って下げててすごいなと思って見ていました。

おそらくかなりの損失なんです。

今まで通りの価格で出せば、利益はもっと上げられたはず。

 

じゃあなぜ一時的に利益が下がってまで、このようなキャンペーンを打ち出しているのか?

 

それは安くすることで顧客を獲得できる、一次的に注目されることでお客さんが集まる、他社もやっているから下げないわけにはいかない。

こんな理由もあるかもしれません。

 

でも大手通信会社にはちゃんとした戦略があります。

それは学生(中高生)のうちから自社のケータイを使ってもらうことで、その子たちが20代・30代になっても使い続けてくれるという勝算があるからなのです。

 

そうそうケータイ会社って変えませんよね。

わたしも高校の頃からかれこれ10年以上ソフトバンクユーザーです。

 

子どもの頃からの刷り込みっていうのは結構大事で、そのときの自分が触れたものが、自分の中で最良の方法だった、これが当たり前という常識ができるからです。

 

多くの企業、例えば英会話教室やお料理教室が、U25や学割というキャンペーンをやっているのもこのためです。

学生という名目で安くしてハードルを下げ、若いうちに始めてくれれば、例えばお料理教室とすれば主婦になった後でもずっと通ってくれるかもしれないため、

お客さん1人が支払ってくれる累計金額としては大きくなる可能性が高まるからです。

 

わたしも24歳、25歳の頃はたくさん習い事をしていて、その度に

「だいたい25歳まで、割引が効くものが多いので今のうちがオススメですよ」

と言われて60万ものマンツーマン英会話教室に契約したのを思い出しました。笑

 

 

他にもおもしろい例があって、学割に限った話ではないです。

ハンバーガーチェーンは全国に、マック、ロッテリア、モスバーガーといろんなお店がありますが、ハンバーガーといえばマックという人も多いのではないでしょうか。

 

あれはなぜかわかりますか・・・?

もちろんチェーン店数が多いのも影響しているかもしれませんが、それだけじゃないです。

 

マックだけがお子様メニューでもある「ハッピーセット」を展開しているからです。

たったの390円でおもちゃまでついてくる。

おそらくお店側からすれば利益はそんなに出ていないと思います。

 

それでも子どもの頃からマックの味に慣れてもらうこと、ハンバーガーショップ=マックという常識を刷り込むことができるので、たとえ利益出てなくても広告費くらいの気持ちで提供しているのかもしれません。

 

もしくはハッピーセットを買う子は、子どもだけでくることはないので親の分でプラスになっているかですかね。

 

とまあ前置きが長くなりましたが、こんなふうに戦略を考えているのはいわばトップである社長や経営者層です。彼らは間違いなくお金持ちです。

 

彼らは目先でお金をちょこまか稼げるか、ということは考えていません。

例え一時的に赤字になったとしても、利益が出なかったとしても、先にお客さんにトクをさせます。

 

そしていいなと思ったお客さんが長期的に契約してくれる、リピートしてくれる仕組みを持っています。

要は長期目線でものごとを見ているんです。

 

 

でも私も含めてですが、一般的な人はやっぱりすぐに結果を出したい!

今すぐにお金が欲しい!

今すぐにダイエットしたい!

今すぐに食べたい!

 

短期的な欲求で物事を見てしまいがちです。

 

でもお金持ちになる人は違います。

おそらく目先の利益、欲求はたくさんあったことでしょう。

 

もっと楽して稼ぎたい、今すぐにお金になるビジネスがある。

それでもお客さんに長期的な目線でどうやったらメリットを与えられるか、それを目指し続けた人がお金持ちになれるんじゃないか、そう思っています。

 

これはわたしの経験でもあるんですが、ずっとお小遣いサイトというちまちま稼ぐ系のポイントサイトをやっていたんです。

1人紹介して300円、1クリックで1円的なやつです。

 

コツコツ続けた結果、目先では1日に数百円、数万と増えている日もありました。

でもね同じ時間をワードプレスブログやYoutube動画を作ることに費やしていれば、ちゃんと大勢の人に情報を届けられる仕組みづくりに費やしていれば・・・

そんなふうに今でも悔やんでいます。

 

仕組みづくりに時間をかけるということは、最初のうちはちょこまかしたお金でさえ稼ぐことはできないです。でもこの1円も稼げないけど、数ヶ月後になって単価数万の商品でもどんどん売れていく仕組み。

これをつくることができれば、最終的にはかけた労力に対して圧倒的な成果を生み出すことができます。

 

だからいかに目先の利益に揺らぐことなく、最終的な目的に向けてコツコツできるかなんですよね。

このビジネスはそこまで真剣にやっている人が正直全然いないので、わたしも本格的に始めてから立ったの1年半で月商700万の域まで達することができました。

 

おそらく他のどの業界よりも簡単ですw

 

 

同じようにビジネスを学んでいた仲間には、途中でネットワークに誘われてビジネスの構築が中途半端になっていった人、仮想通貨の方が稼げると楽な方に流れていった人、

本当にいろんな人がいました。

 

でもそれらは全部、あなたの夢を阻もうとしてくる罠なんです。

どうかあなた自身の夢、目的を大事にしてほしいなと思います^^

 

ま、仮想通貨で稼いだ人も長期目線でずっと売らずに我慢して持っていた人なんですけどね。笑

 

PS.

涼ちゃんの影響でスポーツ番組をよく見るようになったのですが、最近DAZN(ダゾーン)という、ネットであらゆるスポーツ番組をライブ視聴できるサービスが日本上陸しました。

DAZNは、Jリーグ全試合中継の権利として10年分を計2,100億円で契約したということがものすごいニュースになっていたのですが。(これまで契約していたスカパーは、1年で50億)

 

そのおかげでJリーグで活躍した選手には退職金を与えるといったような制度ができたり、優勝賞金が値上げされたりと、潤ったことでいい影響があるそう。

 

それでいて私たちが支払うDAZNの契約料金は、月額1,750円とスカパーより格安なので当然多くの人が乗り換えました。

でもどうやって利益を出すのか?というのも話題になっていたのですが、DAZN側からすれば海外ですでに流行っているサッカーカジノ(ブックメーカー)のようなものが、10年以内には日本にも合法化されるだろう。

そうすればさらに日本でスポーツを中継で見るというニーズが増え、契約も増えるという戦略なのだそうです。

 

まさに10年規模のスパンで、「損して得取れ」という戦略があるのですね。。。

普通の精神だったら10年も赤字続けるなんて怖すぎてできないですが、さすがお金持ちになる人の考え方は違うなあと思ったのでした。

 

うまくいったときだけ見てりゃ、上手いことやってんな〜なんて思っちゃうかもしれないですが、

やっぱりお金持ちの長期目線まじですごーーーってなりますね。笑

 

今書いたDAZNの戦略については、こちらの記事に詳しくまとめられていたので興味がありましたら読んでみてください。

Jリーグ放映権を“黒船”に奪われた「スカパー!」の悲劇